大きないびき、睡眠中に呼吸が止まっていると言われた、朝すっきり起きられない、日中に眠気がある――このような症状がある方では、睡眠時無呼吸症候群が隠れていることがあります。
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まる、または浅くなる状態を繰り返す病気です。睡眠の質が低下するだけでなく、血圧が下がりにくい、心臓や血管に負担がかかるなど、全身の健康に関わることがあります。
一方で、強い眠気を自覚しない方でも、睡眠時無呼吸が見つかることがあります。特に、高血圧、心房細動、心不全、狭心症・心筋梗塞、糖尿病などがある方では、睡眠中の呼吸状態を確認することが大切です。
当院では、症状や基礎疾患、検査の目的に応じて、簡易検査、自宅で行う精密睡眠検査、連携医療機関での入院精密検査をご案内しています。

| 検査の種類 | 検査場所 | 主な特徴 | 主な目的 |
|---|---|---|---|
| 簡易検査 | ご自宅 | 鼻の呼吸、酸素飽和度、脈拍、胸やお腹の動きなどを記録します | 睡眠時無呼吸の有無や重症度を大まかに確認します |
| 自宅で行う精密睡眠検査 | ご自宅 | 簡易検査より詳しく睡眠中の状態を評価します。検査内容によっては睡眠状態も確認します | 簡易検査だけでは判断が難しい場合や、より詳しい評価が必要な場合に行います |
| 入院精密検査 | 連携医療機関 | 医療機関に一泊して行う終夜睡眠ポリグラフ検査、いわゆるPSG検査です | 睡眠時間、睡眠の深さ、呼吸異常、酸素低下、不整脈などを詳しく評価します |
睡眠時無呼吸の検査は、症状、基礎疾患、診察所見、検査結果を踏まえて、必要な検査を段階的に選択します。
近年、睡眠時無呼吸に関する検査やCPAP(シーパップ)治療の取り扱いには見直しが行われていますが、すべての方に最初から精密検査を行うわけではありません。当院では、まず問診や診察で睡眠時無呼吸が疑われるかを確認し、必要に応じて簡易検査を行います。その結果や症状、合併症を踏まえて、自宅精密検査または連携医療機関での入院精密検査を検討します。

簡易検査は、ご自宅で行う睡眠時無呼吸のスクリーニング検査です。鼻の呼吸、血液中の酸素飽和度、脈拍、胸やお腹の動きなどを記録し、睡眠中に無呼吸や低呼吸がどの程度みられるかを評価します。
検査機器をお持ち帰りいただき、ご自宅で装着して一晩お休みいただきます。入院の必要がなく、普段に近い環境で検査できることが特徴です。痛みを伴う検査ではありません。
簡易検査は、睡眠時無呼吸の有無や重症度を大まかに確認するうえで有用です。ただし、脳波を用いて睡眠時間や睡眠の深さを詳しく判定する検査ではありません。そのため、実際には眠れていなかった時間も記録時間に含まれ、無呼吸の程度が軽く評価されることがあります。
検査結果が軽度または異常なしであっても、大きないびきや無呼吸の指摘がある場合、日中の眠気が強い場合、血圧が下がりにくい場合、心房細動や心不全などを合併している場合には、追加の精密検査をご提案することがあります。
自宅で行う精密睡眠検査は、簡易検査よりも詳しく睡眠中の状態を調べる検査です。検査内容によっては、呼吸や酸素飽和度に加えて、睡眠時間や睡眠の深さをより詳しく評価することができます。
入院せずにご自宅で検査できるため、普段の睡眠環境に近い状態で検査できることが利点です。簡易検査で判断が難しい場合、いびきや眠気などの症状があるにもかかわらず簡易検査でははっきりしない場合、より詳しい評価が必要な場合に検討します。
自宅で行う精密睡眠検査では、睡眠時無呼吸の程度だけでなく、睡眠の質や呼吸イベントの出方をより詳しく確認し、CPAP治療の必要性や、追加検査の要否を判断する参考にします。
ただし、自宅で行う検査は、医療スタッフが検査中に常時確認する検査ではありません。装着のずれや記録不良が起こることがあり、検査結果や症状によっては、連携医療機関での入院精密検査をご案内する場合があります。
入院精密検査は、医療機関に一泊して行う終夜睡眠ポリグラフ検査、いわゆるPSG検査です。脳波、眼球運動、筋電図、心電図、呼吸、酸素飽和度、胸やお腹の動き、体位などを一晩かけて記録します。
PSG検査では、実際の睡眠時間、睡眠の深さ、睡眠中の覚醒反応、無呼吸や低呼吸の回数、酸素の低下、不整脈の有無などを詳しく評価できます。閉塞性睡眠時無呼吸だけでなく、中枢性睡眠時無呼吸や、ほかの睡眠障害との鑑別が必要な場合にも重要な検査です。
特に、心不全などの心臓病がある方、脳卒中の既往がある方、中枢性睡眠時無呼吸が疑われる方、簡易検査や自宅精密検査で判断が難しい方では、入院精密検査が必要になることがあります。
当院での診察結果や検査結果をもとに、必要に応じて連携医療機関へご紹介いたします。精密検査後は、結果を踏まえて、CPAP治療、マウスピース治療、生活習慣の見直し、体位療法など、患者さんに合った治療方針を検討します。
検査結果では、睡眠中に無呼吸や低呼吸がどの程度みられるか、酸素飽和度がどの程度低下しているか、睡眠中の呼吸や心拍の変化がどのように出ているかを確認します。
睡眠時無呼吸が疑われる場合には、重症度だけでなく、症状、生活背景、基礎疾患を含めて総合的に判断します。CPAP治療が適している方には、治療内容、通院管理、機器の使い方について分かりやすくご説明します。
大きないびき、睡眠中の無呼吸、日中の眠気、朝の頭痛、熟睡感のなさ、血圧が下がりにくい、心房細動や心不全を指摘されている方は、お気軽にご相談ください。
| 医院名 |
|---|
| 昭和クリニック |
| 院長 |
| 新井 光太郎 |
| 住所 |
| 〒369-0115 埼玉県鴻巣市吹上本町4-10-9 |
| 診療科目 |
| 内科・循環器科 |
| 電話番号 |
| 048-548-0025 |