生理検査

心電図検査
心エコー図検査

心電図検査

心電図検査とは

心電図検査は、心臓が動くときに生じる電気の流れを波形として記録し、心臓の状態を調べる検査です。
動悸、胸の痛み、息切れ、めまい、ふらつきなどの症状があるときや、健康診断で心電図異常を指摘されたときに行います。短時間で行うことができ、体への負担が少ない基本的な検査のひとつです。

このような症状・ご相談で行います

  • 動悸がする 
  • 脈が飛ぶ、脈が乱れる感じがある
  • 胸の痛みや胸の圧迫感がある
  • 息切れが気になる
  • めまい、ふらつき、失神がある
  • 健康診断で心電図異常を指摘された
  • 高血圧や心臓の病気の経過をみている 

このような症状や指摘がある場合、心電図検査は原因を考えるための大切な手がかりになります。

心電図検査でわかること

心電図検査では、不整脈、心臓への負担を示す変化、心肥大の所見、心筋梗塞などを疑う変化を確認します。
動悸や脈の乱れの評価だけでなく、胸の痛みや息切れの原因を考えるうえでも大切な検査です。
症状や健診結果の内容に応じて、必要な追加検査を検討するための出発点にもなります。

検査の流れ

検査は、手首・足首・胸に電極をつけて、ベッドに横になった状態で行います。
痛みはなく、体の力を抜いていただければ、記録自体は短時間で終了します。
記録そのものは1分前後で、着替えを含めても10分程度が目安です。

検査時の注意点

心電図検査は、そのときの心臓の状態を記録する検査です。
そのため、症状が出ていない時間帯には、異常がはっきり出ないこともあります。
発作的に起こる狭心症や不整脈などでは、通常の心電図だけでは十分にわからない場合があります。

当院での心電図検査

当院では、動悸、胸痛、息切れ、健診異常などに対して、まず心電図検査を行い、必要に応じて追加の検査につなげています。
「健診で異常を指摘された」「脈の乱れが気になる」「胸の症状があって心配」といった場合もご相談ください。
症状や診察所見、血圧、採血、心エコー図検査などもあわせて、総合的に評価いたします。

心エコー図検査

心エコー図検査とは

心エコー図検査は、超音波を使って心臓の大きさ、動き、弁の状態、血液の流れなどを調べる検査です。
胸にゼリーをつけて超音波をあてる検査で、放射線を使わず、体への負担が少ないことが特徴です。
息切れ、むくみ、胸部症状、動悸、心雑音、心電図異常、心不全が心配なときなどに行います。
心臓の形と働きをその場で確認できるため、心不全や弁膜症の評価にとても重要な検査です。

このような症状・ご相談で行います

息切れがある、むくみがある、胸の症状がある、動悸がある、心雑音を指摘された、健康診断で心電図異常や心拡大を指摘された、このような場合に心エコー図検査を行います。

また、高血圧や不整脈のある方で心臓への影響を詳しく確認したいとき、BNPやNT-proBNPの上昇があるとき、心不全や弁膜症が疑われるときにも大切な検査です。

心エコー図検査でわかること

心エコー図検査では、心臓の大きさ、壁の厚さ、心臓の動き、血液の流れ、弁膜症の有無や程度、心不全の状態などを確認します。
心電図検査だけではわからない、心臓の形や動きの異常を調べることができるため、心不全の原因や程度を考えるうえで重要な検査です。
左室駆出率、心臓の拡大の有無、弁の逆流や狭窄の程度に加えて、左室拡張機能や左室充満圧の上昇が疑われないかも評価することで、今の心臓の状態を総合的に判断することができます。

健診で異常を指摘された方へ

健康診断では、心電図異常、胸部X線での心拡大、心雑音などをきっかけに、心臓の病気が見つかることがあります。
たとえば、健診で心電図異常を指摘された場合には、心房や心室への負担、心筋の肥厚、局所壁運動異常、弁膜症などが隠れていないかを確認することが大切です。

また、胸部X線で心拡大を指摘された場合には、心臓の大きさや動き、心機能低下の有無、弁膜症の有無などを確認するために心エコー図検査が役立ちます。

症状がなくても、健診異常は早めに確認しておくことが大切です。

左室収縮能(心臓のポンプ機能)の評価について

心臓は、全身に血液を送り出すポンプの役割をしています。
左室収縮能とは、そのポンプ機能がどの程度保たれているかをみる評価です。
心エコー図検査では、左室駆出率や壁運動を確認することで、心臓のポンプ機能を評価します。

とくに狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患では、心筋虚血の影響で、心臓全体のポンプ機能が低下したり、心筋の一部の動きが悪くなったりすることがあります。

そのため、胸の症状がある方、虚血性心疾患の既往がある方、健診で異常を指摘された方では、心エコー図検査で左室収縮能や壁運動異常を確認することが大切です。

左室拡張機能(心臓の硬さの目安)の評価について

心臓は、血液を送り出すだけでなく、拡張して血液を受け入れる働きも大切です。

左室拡張機能とは、この「心臓がゆるんで広がる力」をみる評価です。
これが低下すると、患者さん向けには「心臓がかたくなってきたような状態」と説明でき、心臓の中の圧が上がりやすくなります。このような変化は、息切れや運動時の苦しさの原因になることがあり、心不全を考えるうえでとても重要です。

心エコー図検査では、血液の流れ、心筋の動き、左房の大きさなどを総合して、左室拡張機能や左室充満圧の上昇がないかを評価します。ひとつの数値だけで決めるのではなく、複数の所見を組み合わせて、心臓がゆるみにくくなっていないか、心臓に圧の負担がかかっていないかをみていきます。

心不全ステージ評価における心エコー図検査

心不全は、症状がはっきり出る前の段階から、心臓の構造や機能に変化がみられることがあります。
心エコー図検査では、心臓の肥大、心臓の拡大、左室収縮能の低下、左室拡張機能の異常、弁膜症など、心不全につながる変化を確認することができます。
心不全ステージそのものは、症状、既往歴、採血、心電図なども含めて総合的に判断しますが、心エコー図検査はその中心となる情報を与えてくれる大切な検査です。
健診異常や息切れ、むくみなどがある場合には、心不全の早期発見につながることがあります。

弁膜症評価における心エコー図検査

心エコー図検査は、弁膜症の診断と重症度評価にとても重要です。
大動脈弁狭窄症、僧帽弁逆流症、三尖弁逆流症などでは、どの弁に異常があるか、どの程度の逆流や狭窄があるか、心臓にどれくらい負担がかかっているかを確認します。
弁膜症は初期には症状が目立たないこともありますが、進行すると息切れ、むくみ、動悸、胸の苦しさ、失神などにつながることがあります。

心エコー図検査は、弁膜症の有無をみるだけでなく、経過観察の間隔や治療のタイミングを考えるうえでも大切な検査です。

検査の流れ

検査は、ベッドに横になっていただき、胸にゼリーをつけて行います。
痛みはなく、体への負担が少ない検査です。
検査時間は内容によって異なりますが、一般的には20〜30分程度が目安です。

検査時の注意点

胸の状態を確認しやすい服装でご来院いただくと、検査がよりスムーズです。
検査中は体の向きを変えていただくことがありますが、強い痛みを伴う検査ではありません。
症状や目的によって確認する内容が異なるため、必要に応じて心電図検査や採血検査などをあわせて行うことがあります。

当院での心エコー図検査

当院では、息切れ、むくみ、胸部症状、動悸、心雑音、健診異常などに対して、必要に応じて心エコー図検査を行っています。
心不全の診断だけでなく、心不全ステージを考えるうえでの心臓の構造・機能の評価や、弁膜症の有無と程度の確認にも役立つ大切な検査です。

「年齢とともに心臓が心配になってきた」「健診で異常を指摘された」「息切れやむくみが気になる」といった場合もご相談ください。症状や診察所見、血圧、採血、心電図検査などもあわせて、総合的に評価いたします。

クリニック案内

アクセス

  • 電車
    JR高崎線 吹上駅北口より徒歩3分

医院名
昭和クリニック
院長
新井 光太郎
住所
〒369-0115
埼玉県鴻巣市吹上本町4-10-9
診療科目
内科・循環器科
電話番号
048-548-0025